爬虫類飼育者の地震対策まとめ
どもー!
ハチュ野郎です。
本日2018年6月18日、大阪で震度6弱の地震がありました。
普通に震災レベル。
で、せっかくなので自分自身のために、”地震・災害対策にまつわるお役立ち情報”をズラ~っとまとめます。
爬虫類を飼ってるぶん、いろいろとプラスアルファで気を付けることがあるようですね。
(追記:ビバリウムガイドに掲載されていた「災害時の爬虫類マニュアル」がPDFファイルで無料公開されました!その紹介は記事の後半に書き足しました。せっかくなので保存しておいたほうがいいかも?)
まず一般的な対策に触れておきます(爬虫類の飼育関連ではなく)
【今すぐできる!家の中の地震対策まとめ】
改めて地震に対する防災について考えてみましょう。「家具の転倒を防ぐには」「身近なもので固定する方法」「こんな家具に危険が」イラスト付きでまとめていますhttps://t.co/AIQmNLIPvU #地震対策 pic.twitter.com/wTNUtlbyLX— NHK生活・防災 (@nhk_seikatsu) 2018年6月17日
簡単に要約すると・・・
- 家のなかで地震トラブルが起きる原因1位(約50%)は・・・”家具の転倒”
- 2位(約30%)は・・・”ガラスの飛散”
- 金具やすべり止めシート、突っ張り棒などのグッズで対策しよう
夜間の地震、特に子どものいるお家にあると助かるかも?
あってもいいかも。
暗闇だと余計に不安を煽られるでしょうし。
震度4か5の揺れで自動点灯するライト(あやふやですみません)
コンセント差しっぱで使用するため電池切れの心配不要、外せば懐中電灯として使用可能。暗闇の中の突然の揺れは子供には耐え難い、備えて数年になります。アマゾンなどで3000~4000円「ここだよライト」#ピオマ#地震対策 pic.twitter.com/7R10ME8SoA
— サザエ (@komegasukisa) 2018年6月17日
【在庫あり あす楽】 地震対策グッズ Pioma 新型ピオマライト コンセント充電式常備灯 地震感知センサー搭載 ここだよライトS UGL3-W
ちなみにハチュ野郎が常備してる防災リュック
一応、こんなんを玄関の靴箱のなかに置いてます。
実際にイザというとき役に立つのか?は、ナゾ。
せめてもの・・・というか、気持ちの部分が大きいです。
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爬虫類飼育にまつわる、地震対策について
じゃ、ここから我ら爬虫類飼育者の対策について、覚えておいて損はないであろう情報をまとめておきます。
大前提:まずは自分の安全確保が最優先である
身も蓋もないこと言うけど
人間本体が生きてりゃ趣味なんていくらでも再開できるんだしまずは身の安全だよ— Rep Amber (@poripu555) 2018年6月18日
ちょっと賛否両論あるかもしれません。
家族のように爬虫類をかわいがっている飼育者さんたちにとって、趣味と割り切ったスタンスは抵抗があると思います。
ただハチュ野郎も、上記のツイートにほぼ同意です。
もし避難することになったらライト類はすべてOFFにする
こちら2011年03月13日の「みなと店発!ペポニまねーじゃーブログ。」の記事から。
ペポニってお店は爬虫類を飼ってる方ならだいたい知ってる優良店です。
ペポニ名古屋インター店にいってきました!次に飼いたいトカゲは・・・
簡単に要約すると・・・
- 【魚の飼育の場合】
- 最低限のみ残し、あとはすべて電源OFFへ
- サーモスタットの設定温度は21~22℃へ
- ヒーターの火事にも注意。水から出したり、揺れで出てしまったら、切れてるか確認。出さない工夫を。
(電力使用量を抑えて、停電などを防ぐための施策です)
- 【爬虫類・両生類の飼育の場合】
- 避難することになったら、すべて電源OFFへ・コンセントからも抜く
- 人が多い避難場所に、爬虫類を連れて行かない
- 使い捨てカイロを数個、飼育ケースに入れておく(カイロ2枚重ねで長持ち)
- 巨大種、危険種の場合、あえて温度を下げて動かないようにさせる
あと共通して、以下の内容も必見だと思いました。置き餌などNGってことですね。
- 【生体が無駄なエネルギーを使わない環境をつくってから放置する】
- ほとんどの爬虫類、両生類、魚類が、数週間、餌を食べなくても死なない
- 餌を食べた状態で温度が低かったり、大きな移動・揺れがあるほうが危険
- 水だけを与えておく
- 死なない程度のギリギリの温度まで下げれば、彼らはエネルギーを消費しない
- たとえば元気じゃなくても生かしておけば、復活させることが可能
飼育グッズのなかで、地震がきたら動いて落ちやすいもの
経験上、一番動いた落ちたのは「軽いプラケース」「水の入った水槽」「鳥かご」
爬虫類用のケージ、レイアウトしたパルダリウムは重心が低いのかほぼ動かなかった、でも台ごと倒れたら意味無いしまずは台の固定とケージが台から滑らないように工夫って感じ— Rep Amber (@poripu555) 2018年6月18日
- 【よく動きやすいもの】
- 軽いプラケース
- 水槽(水入り)
- 鳥かご
- 【ほぼ動かなかったもの】
- 爬虫類用の飼育ケージ
- パルダリウム(レイアウト済み)
※パルダリウムとは、高温多湿の熱帯雨林の環境を再現し、カエルなどの小動物を飼育する容器。デジタル大辞泉
上記を踏まえると、うちの場合はオニプレのアルマちゃんよりも、レオパのシャーベットちゃんのプラケースがこのままだと動いてしまいそうです。念のため対策せねば・・・!
あとは「ビバリウムガイド53号」の災害対策マニュアルがおすすめ?
爬虫類情報誌の「ビバリウムガイド53号」に、地震などの災害時にどうするか?という特集コラムがあるそうです。
でもみんなそれ目当てなのか?
…かなり値段が高騰してるんですよね。単純にもう刷ってないせいもあるでしょうけど。
【中古】ビバリウムガイド NO.53 2011年 06月号 [雑誌]
そんななか、一部の内容を伝えてくれるツイートがあったので掲載しておきます。
餌は止めて水だけはしっかり与えるように。健康な個体なら1週間水だけでも余裕です。カイロはあくまで「温度を下げない」ためのものなので熱くする必要はない。ビバガ53号が本当に詳しいのでこれを読むのが1番。
— ツク之助◆博物ふぇす (@tukunosuke) 2018年6月18日
避難するときの具体的な方法、という感じ。
さらに発見(追記)
ビバガ53号の簡単なまとめ
・ガラスは割れる危険性があるので丈夫なプラケースの方が安心
キッチンペーパーを入れておけば排泄によるアンモニア中毒を防ぎやすい・生体のパッキングには目の細かい洗濯ネットや布袋が便利
内側から外が見えるとパニックになりやすい・最悪靴下でもなんとかなる pic.twitter.com/N96dBJkXX9
— みかど (@aisonium127) 2018年6月18日
・水生有尾類の保冷には、水を張ったケージに、凍らせたペットボトルを定期的に投入して乗り切る方法もある
・消化不良や吐き戻しによる体力消耗を防ぐため、緊急時は餌の供給を止める
順番はごちゃ混ぜですがご参考までに!
ビバガ53号が高騰してるとの噂があるけども、持っておいた方が損はない— みかど (@aisonium127) 2018年6月18日
お~全然知らなかったこと散りばめられていて参考になります。
追記:ビバリウムガイドの災害時の爬虫類マニュアルがPDFで公開されました
(2018年9月6日)
北海道の大きな地震により停電だとかいろいろトラブル起きている今日この頃。
【北海道で爬虫類を飼育されてる皆様へ】ビバリウムガイドに以前掲載された「災害時の爬虫類マニュアル」を公開いたしました。是非ご参考になさってください!https://t.co/3uHlPMdkoi#爬虫類 #ビバリウムガイド
— MPJ 販売促進部 (@mpj_hansoku) 2018年9月6日
上記で紹介したビバリウムガイドに掲載されていた「災害時の爬虫類マニュアル」がPDFファイルで公開されたので紹介しておきます。
http://www.mpj-aqualife.com/dcms_media/other/VG_saigaimanual.pdf
ハチュ野郎はDLしてPCにちゃっかり保存済み。
—追記ここまで。
では、爬虫類飼育者の地震対策まとめでした。
いや~ほんと勘弁してほしいですけどね。以上です!